(2020/02/17 の日記 をお試し投稿)
〔 2020年2月17日(月)くもり のち はれ 〕
ミモザが咲いたらしいので、今日はミモザサラダだ。
ミモザサラダって、サラダにこまかーい炒り卵?がのってるあれ。
知り合いの家で、ミモザが咲いたらしい。細かい黄色の花だ。
ミモザって、生花でもちょっとドライフラワーっぽくて、おしゃれなおうちで飾られているのを最近よくSNSで見かける。
現状、私の家では花を飾る習慣はない。
近くに花屋さんがあるわけでもなく、飾るのにちょうどいい花器やスペースもない。
きっとたいていの人と同じように、いつか習慣的に花を飾る生活ができたら良さそうだなあ、という気持ちだけはある。
だから、ミモザの季節がいつか聞かれても答えられない。
ミモザのことなんて考えもしないで生活をしていたら、SNSでミモザが今からの時期に咲く、ということを知った。
今は、ミモザの季節。黄色の季節。
今年は、なんだかもう春?って思うような気温の日がくるのがはやかった。
バレンタイン前後なんて、都心で雪が積もるような年もあるのに、今年はそこまで寒くない。
スーパーでも、春キャベツとか芽キャベツとか新たまねぎとか、もう出まわっていた。春野菜、好き。
そして春の黄色といえば菜の花のイメージも強いけど、食卓に並ぶ菜の花はしっかり緑。
(それはそれで春か。)
昔菜の花畑だったところも、最近なくなっちゃってるしなあ。
スーパー以外でなかなか菜の花を見かけなくなった。
わざわざ名所に見に行く黄色になってしまった。
そういうわけで、自然界な、花の黄色を、最近見ていなかった。
どこかで見かけているかもしれないけど、体感としてはっきり、黄色の季節だ、って意識に残るような景色に遭遇していなかった。
ミモザの画像を見かけたときに気づいた。
(菜の花が咲くよりもミモザが咲くほうがはやいのかな。)
そうなんだ、ミモザが咲いたんだ!うちも買ってこよう!とはならないのが現状なので、じゃあせめて、ミモザサラダにしよう、なんかあれ食べたくなってきたな、です。
食用ミモザをかける、とかって難題じゃないあたり、簡易的で春の優しさを感じます。
あの鮮やかな黄色と葉物野菜の緑を見ると、けっこう春だなって気分になる。
卵は通年出まわってるから、特に春じゃなくても食べられるんだけどね。
そう考えるとミモザサラダって、名前の付け方がずるいなあ。
名前に準じて春のサラダだと思って季節を感じてしまう。
名前に惑わされがちだ。うん、人生楽しんでるね。(?)
以前、ちゃんとしたミモザサラダを作ってみようと思って、お店のミモザサラダみたいにしてみたくて、一度だけ、ちゃんと、ミモザサラダを作ってみたことがある。
ちゃんと、とは、卵をよりこまかーくすること。クスクスみたいな卵にすること。
正しいミモザサラダのつくり方を調べたことはない。
ただなんとなく、人生で2回くらい見たことがあるお店のあいつをイメージして、炒り卵を、網の細かいザルでこして細かくするんだろう、と思っていた。
結果、予想よりはるかに時間がかかった。
その上、ザルを洗うのもめちゃくちゃ大変だった。サラダにかける手間と時間じゃない。
そのぶん舌触りがよくておいしかったけど、それでもこれはお店に任せるべき世界だ、と思った。
それ以来、ちゃんとしたミモザサラダはまだ作っていない。
必要にせまられることがなければ、私はミモザサラダのミモザをちゃんとミモザにすることはないだろうと思っている。
だから私の中で、ミモザサラダをつくる=いつものサラダに炒り卵をのせる。
正しいつくり方を調べたら、簡単な方法が出てくるのかな。
いまだに調べてないけど、そこまで不便とも思っていない。
ミモザが咲いたらしいので、今日はミモザサラダ。
炒り卵をのせるだけでなんだか春になるんだから、春、いい季節。
今日も花より団子日和。