4月28日(金) 発売の『現代詩手帖 2023年5月号』(思潮社) に、詩が1篇掲載されています。
- エニィ・エニィ
という散文詩です。よろしくお願いします。
エニィの自転車は折りたたみで、扱いやすい世界の形をしている。風の肌になって自転車で行きわたること、それは座学の一科目で、エニィは決して速読ではなかった。葉桜の青い天気の下で思い出すのは、桜は桜をさがすみたいに咲き、桜をとりもどすように散ること。
詩「エニィ・エニィ」小川芙由 より抜粋
今号は新鋭詩人特集になっています。詩を寄稿した新人たちがアンケートにもこたえていて
- 「もっとも刺戟(しげき)を受けた詩集」
- 「最近関心のあること」
についてそれぞれ書いています。こちらもあわせてよろしくお願いします。
32~34ページ(詩)と 57ページ(アンケート回答)にいます。
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今号の「現代詩手帖」はいろいろな賞の結果や受賞後作品なども載っています。めでたさ盛りだくさん。
個人的には表紙に名前が載っていて感動してます。
私がいただいた現代詩の新人賞は「ユリイカの新人」(青土社)でしたが、こちら「現代詩手帖」にも投稿をしていたので、巻末の投稿欄をとびだして本編に詩が掲載されているのってとてもうれしい。この表紙も、本屋さんで見つけたらしばらくそこから立ち去れなくなりそう。
(投稿企画ではありましたが「現代詩手帖」本編に初登場したのはちょうど1年前だったりします。実はこっそり載ってました。今回は投稿ではない初めての「現代詩手帖」で、また感慨深いです。)
ぜひお手にとってみてください。
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(@aoi_ogawa)
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